不動産を高く売却するために大切な3つの売出しタイミング

不動産を高く売却するために大切な 3つの売出しタイミング

不動産売却は、売り出すタイミングが大事です。売出しタイミングを誤ると、売れるものも売れなくなったり、余計な費用がかかったりします。大事なのは3つのタイミングです。

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売出しタイミング

 

不動産を高く売却するには、売出しのタイミングも重要です。考慮すべきタイミングとしては、

  1. 需要が増加するタイミング
  2. 競合物件が少ないタイミング
  3. 節税効果のあるタイミング

の3つがあります。

 

この3つのタイミングをふまえて売り出せば、好条件で売却できる可能性が高まります。詳しく見ていきましょう。

 

需要が増加するタイミングで売り出す

不動産売却が成功するかどうかは、結局のところ、あなたが売却する物件を、あなたが売却したい価格で購入する買主が現れるかどうかです。そんな人が1人、現れてくれればよいのです。

 

不動産の購入を検討する人が増える時期、すなわち需要が増加するタイミングで売り出すと、そんな買主が現れる可能性が高まります。また、タイミングよく複数の購入希望者が現れると、購入希望者同士で競争になりますから、より好条件で売却できる可能性があります。

 

1年のうち最も需要が増えるのは年初

1年のうち最も不動産物件が動くのは、年初の1~2月です。年初は、需要も供給も増えます。この時期に適正な価格で売り出せば、不動産売却を成功させられる可能性が高まります。不動産会社に査定の依頼が増えるのも、この時期です。

 

ただし、競合物件が多くなる時期でもあります。競合物件がある場合は、どうやって売るか、売却を依頼された不動産業者の力量が問われるところです。

 

年明けに不動産の売り出し物件が増えるのは、あとで説明しますが、売主の税金対策の面もあります。

 

どんな人が購入するか考えて、売り出すタイミングを判断

年初ほどではありませんが、秋ごろも需要が増加します。また、子どもの夏休み・冬休み・春休みに引越しができるようなタイミングで需要が増加します。

 

ですから、あなたの売り出す物件を、どんな人が購入するかを考えて、売り出すタイミングを判断することが大事です。

 

例えば、ファミリータイプのマンションなら、購入するのは、子どもが学校に通っている世帯を想定できます。そうすると、学年が替わる春休みや学期が替わる夏休み・冬休みに買主が引越しできるよう逆算して、売り出すタイミングを判断するのです。

競合物件を考慮して売り出すタイミングを見極める

売り出すタイミングの判断において重要なのは、競合物件の存在です。競合物件が多いと、どうしても価格競争になるからです。高く売るには、競合物件が少ないタイミングで売り出し、売り抜くのがポイントです。

 

売り出すタイミングをずらす判断も必要

競合物件が多く売り出されているときは、売り出すタイミングをずらす判断も必要になります。ただし、そうすると売却できるチャンスを逃してしまうリスクがあります。売り出すタイミングをずらすか、そのまま売り出すかは、個別事情をふまえて判断することになります。

 

特に、新築物件が競合する場合は、一般的には、かなり価格を下げないと売れません。。

 

ハウスメーカーやディベロッパーが新築物件を売り出すときには、そのエリア内の新築物件や中古物件の相場を参考にして価格を決めます。その際、中古物件と比較しても「お得感」を感じられるような価格で売り出すのが一般的です。新築物件が多く売り出されているエリアでは、中古物件はどうしても見劣りするのです。

 

そんな中で売ろうとすると、大幅な値下げを余儀なくされます。新築物件が多く売り出されているときには、売り出すタイミングを遅らせるのが賢明です。

 

お得感・割安感があるなら売り出すチャンス

あなたの売却物件が、新築物件と競争しても勝てるぐらい「お得感」「割安感」を打ち出せる物件なら、逆に絶好のチャンスです。

 

近年の建築価格の上昇から、新築物件の価格が高い傾向にあります。一般的には新築物件が有利ですが、新築物件に割高感があるようなら、売り出すチャンスです。

 

競合物件が中古物件の場合でも、インスペクション済み物件として売り出すなど、他の物件と比べて高い付加価値を付けて売り出せば、価格競争に巻き込まれるリスクを回避できます。

 

競合物件がある場合に、売り出すタイミングを遅らせるか、売り出すチャンスと捉えるかは、競合物件と比べて判断することが大切です。

節税効果のあるタイミングで売り出す

不動産を売却したとき、売却益(譲渡所得)があれば税金がかかります。譲渡所得税は、売却した不動産の所有期間が長い方が安く、税務上の所有期間は、売った年の1月1日で判断されます。

 

そのため、年が明けてから売却すると、所有期間に応じて税金が安くなる場合があります。年明けに売りに出される不動産が増えるのは、こうした事情もあるのです。

 

不動産売却は、譲渡所得課税の仕組みを知った上で、税金が安くなる売却のタイミングを考えることも大切です。

 

マイホームの売却は、所有期間5年超・10年超となる年が節税の好機

不動産を売ったときの譲渡所得にかかる税金は、所有期間5年超で税率が39%から20%に下がります。特に、居住用財産(マイホーム)の売却は、所有期間が10年を超えるとき、税率が20%から14%に下がる軽減税率の特例を受けられます。

 

不動産は、所有期間が5年超、特にマイホームは、所有期間が5年超・10年超のタイミングで売却すると、税金を安くすることができます。

 

まとめ

不動産を売却するときには、売り出すタイミングも大事です。購入希望者が増える時期、競合物件が少ない時期をねらうと、相場より高く売れる可能性が高まります。また、売却益には税金がかかりますから、節税効果のあるタイミングで売却することも大切です。

 

不動産売却の実績が豊富で信頼できる不動産業者に査定を依頼して、売り出し価格とともに売り出しのタイミングや売却プランなど相談するとよいでしょう。

 

なお、売却期限がある場合は、すぐにでも売り出す方がよい場合がります。こういうケースでは、特に業者選びが重要となります。

 

\ 不動産売却が初めての方も安心 /

 

 

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公開日 2018-02-07 更新日 2022/08/25 12:33:50